ラクトフェリンとビフィズス菌の関係

ラクトフェリンは母乳、特に分娩直後数日の初乳と呼ばれる母乳に多く含まれている成分です。とても強い抗菌力を持っており、さまざまな菌に対してその効果を発揮します。

 

細菌の多くは増殖するのに鉄が必要としており、鉄がなければ増殖が出来ません。ラクトフェリンはその鉄を奪う性質があるため、多くの細菌の増殖を阻害します。

 

また、鉄を奪うことによる抗菌作用だけでなく、その他にも一部の細菌の細胞壁が持つ主要成分と結合して弱体化させる性質なども持っています。初乳に多く含まれるラクトフェリンのこうした抗菌作用は、免疫力がまだ発達していない新生児を守る一端をになっていると考えられています。

 

しかし、強い抗菌力を発揮する一方で乳酸菌やビフィズス菌などといった善玉菌と呼ばれる人間にとって有益な腸内細菌に対してはその威力をあまり発揮しません。

 

乳酸菌やビフィズス菌といった一部の菌は増殖するのに鉄分を必要することが少なく、ラクトフェリンの抗菌力が発揮されにくいとされています。それどころか、ラクトフェリンの投与実験によってむしろ善玉菌の増殖を促すのではないかと考えられています。

 

ラクトフェリンは腸内環境を改善することにより、トータルで健康を守っている成分です。