ノロウイルスにもラクトフェリン

最近、ノロウイルスには、ラクトフェリンというものが効果があると、テレビや雑誌などで大きな話題になり世間の注目を集めています。

 

ラクトフェリンは、人の母乳をはじめ、哺乳動物の乳に含まれるたんぱく質のことです。特に、出産後すぐの初乳に多く含まれていて、生まれたての赤ちゃんを風邪などのさまざまな感染症から守る働きをするといわれています。ラクトフェリンの名前の由来については、鉄分と結合しやすい性質から、鉄を意味するフェリンと乳を意味するラクトを合わせて名づけられました。

 

このラクトフェリンは、腸に張り付き、もしノロウイルスが体内に入り込んだとしても、細胞をウイルスから保護することができるのです。さらに、ラクトフェリンが胃の中で変化してできるラクトフェリシンという物質が、ノロウイルスに直接張り付き、腸表面にある細胞に入り込むことをガードしているのです。このような働きをすることによって、ノロウイルスが腸管細胞に付着することを防いでいる可能性があるのです。

 

また、ラクトフェリンは人間の免疫力を活性化させる効果もあり、ウイルスに感染して起こる発熱や下痢、嘔吐などの症状を緩和させ、早期の回復につなげるという働きもあります。